レーザー治療
レーザー治療とは
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎で、鼻がつまる方に有効な治療です。炭酸ガスレーザーを鼻の粘膜に照射して、鼻粘膜の腫れを取り除き鼻の通りを良くします。
どんな方にむいていますか?
くしゃみ・鼻水・鼻づまりといったアレルギー性鼻炎症状の中で、鼻づまりの強い方にむいています。スギ花粉症の方でも、ハウスダストによる通年性アレルギーの方でも効果があります。
痛みはありますか?
麻酔薬を浸した綿花を用いて麻酔を行います。ほとんど痛みはなく、じっとできる方なら小学校高学年の方でも行えますが、奥の方を焼灼するときには少し痛みを感じることがあります。
術後の注意は?
鼻の粘膜を焼いたことによる傷ができるので、そこから出血することがあります。当日は入浴を控えシャワーのみにして、運動や飲酒も控えた方が良いでしょう。
術後数日間は鼻づまり・鼻水がひどくなります。
効果はどのくらい続きますか?
個人差がありますが、1年~2、3年で徐々に元の状態に戻っていきます。若い方や、アレルギー反応の強い方は早く戻りやすい傾向があるようです。
数年ごとに繰り返しレーザーを行う方もいます。
いつ行えばいいですか?
スギ花粉症の方は、花粉飛散時期は避けた方がいいです。通年性の方はいつでも大丈夫ですが、両者の方ともに膿性の鼻汁が出るなど、副鼻腔炎症状を伴う場合は炎症がおさまってからの方が良いでしょう。